《シリーズ高校訪問 ④》

【岡山城東高等学校】


高校訪問第4回目は岡山城東高等学校です。

総務課長、中山先生にお話を伺いました。



◆アクセス◆

岡山駅よりJRで約10分、東岡山駅で下車し、そこから徒歩約18分、自転車で約10分の場所に岡山城東高校はある。JRを利用する生徒は、東岡山駅から自転車で通う生徒が多い。



◆施設・設備◆

ICT機器を活用できるよう、全教室にLAN配線が設備されている。

また40台余りのパソコンを設置したコンピューター室が2室、さらに生徒が使用できるパソコンが150台以上(うちタブレット約40台)ある。

すべての普通教室にパソコンとプロジェクターが設置され、普通授業で活用されている。ホームルームだけでなくすべての特別教室にエアコンを設置。

緑豊かな環境のもと、2カ所ある中庭は、コンサートなどで多目的に利用されている。

グラウンド横に雨天練習場があり、授業や屋外の部活動で活用されている。



◆学類◆

岡山城東高校には4つの学類がある。

① 人文社会学類

② 国際教養学類

③ 音楽学類

④ 理数学類


令和元年度より1学年定員320人(うち音楽学類定員25人)。2人担任制。

学類に分かれるのは2年次より。1年次は全ての入学者(特別入試での入学者も含まれる)を8つに分けてクラス編成される。

1年次の秋頃より先生方との面談を重ね、生徒が自分の得意なものを活かせるような学類を選考し、2年次進級時に学類別のクラス編成が行われる。

(※特別入試で国際教養学類、音楽学類を受検し入学した生徒は、2年次より受検で専攻した学類にそれぞれ進む。)


城東高校では単位制をとっており、2年次から専門的、実践的、探求的な活動に取り組む「学類コア科目」の授業と、「自由選択科目」を組み合わせ、生徒一人ひとりの進路志望に応じた最適な学習が可能となっている。



人文社会学類

文化や社会言語について学び自国や国際社会の発展に寄与できる教養と能力を身に付ける。


全ての教科、科目がバランスよく履修でき、文系の学部、さらには実技力が求められる芸術系や体育系学部の進学にも適している。


文学や歴史、哲学、現代社会の諸問題の興味・関心を深める講座や活動を行うとともに、校外研修や社会人講師による講演会なども実施している。



国際教養学類

外国語や自国の言語や文化に対する理解を深めるとともに積極的なコミュニケーション能力を身に付ける。


多種多様な科目の履修に加え、外国語学習ではハイレベルな内容に挑戦し幅広い教養を身につける。ディベート、プレゼンテーション、ディスカッションなどを通じて、国際協力の意識を育む学習に取り組み、身近な話題から政治や社会問題に到るまで、自らの考えを英語で発信できる能力を身につける。


2年次に参加するITC(英語集中合宿)は、県内の多数の外国人の先生とともに過ごす英語のみの合宿。グループに分かれディベートやディスカッションを行うなど、日頃の学習の成果を発表する集大成の場となっている。



音楽学類

音楽の実技能力を高めるだけでなく多くの創作活動の実践を通して豊かな感性と教養を身に付ける。


2年次進級時に、国公立大学教育学部音楽専攻を目指すためのカリキュラムと、国公立芸術大学および私立音楽大学を目指すためのカリキュラムに分かれて学習する。

くらしき作陽大学などとの連携で、毎週木曜日に大学でより高度な授業を受けることができる。



理数学類

自然科学領域の学習を深め、知的好奇心・創造性・独創性を伸ばしながら、確かな科学的思考力を身に付ける。


さまざまな理数系の進路を実現するために、数学の全ての科目と理科2科目を学習することが基本。研究の成果などを伝達するための表現力、国境を超えた連携を図るためのコミュニケーション力の習得にも力を入れている。



◆グローバルリーダーの育成◆

SGH校(スーパーグローバルハイスクール H26~H30)での取り組みを発展させ、今年度から「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(グローカル型)」の研究指定を受けている。グローバルな視点を持ちながら、地域社会を支える人材の育成を目指す。

「地域密着の課題研究」「異文化交流」「自主自立の育成」を柱に、自ら考え、課題に取り組み、世界に発信していく能力を身につける。



◆部活動◆

文化系20、体育系12の部活動があり、それぞれ高い水準での活動を行っている。1年次の部活動加入者率は90%を超え、限られた時間の中でも、学業と部活動を両立させている生徒が数多くいる。特に音楽系の部活動は吹奏楽部、管弦楽部、合唱部と3つあり、初心者の入部生も多い。昼休みや放課後に、どこからか歌声や音色が流れてくるのも城東高校ならではの光景と言えるかもしれない。



◆入学者選抜◆

2月に「特別入試」として国際教養分野と音楽分野の選抜入試、「海外帰国生徒のための入試」が行われる。

「特別入試」では学力検査、面接の他に、実技検査が行われ、調査書と合わせて総合的な選抜が行われる(実技の内容については過去問の一部をホームページで閲覧可能)。

3月に、定員より「特別入試」「海外帰国生徒のための入試」で合格した生徒を差し引いた数の募集で一般入試が行われる。



◆進学指導◆

卒業時には約半数の生徒が国公立大学へ進学する。推薦・AO入試を希望する場合は個別に対応する。新しく導入される予定の大学入学共通テストに対しても、以前からGTEC(英語4技能検定)を導入しており、また、SGHから発展させた「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(グローカル型)」の一環として取り組んだ課題研究を元に、さまざまな角度からサポートする体制を整えている。




取材後記

校門を入ると城東高校のシンボリック的な白い時計台と、「進取・協同」の石碑が迎えてくれた。「生徒の自主性を重んじ、自由で活気のある学校を目指している」通り、翠緑祭やリーダー研修会、小学生への学習支援を行う「ジョトスタ」など、一年を通して生徒主体の行事や活動が数多くある。また、最終下校17時30分、部活動最終下校時刻18時という限られた時間の中で、数多くの生徒が部活動に加入し、勉学との両立を図っている。

岡山県下70を超える中学校から進学してきた新入生は、この量も質もハイレベルな高校生活に始め戸惑うようだが、「集中と切り替え」を徹底的に身につけることで、充実した高校生活を送ることができる。積極的な生徒が多く、個々を尊重する自由で明るい雰囲気を感じることができた。楽しむだけでなく、自分がするべきことに熱心に取り組む姿は、卒業生の誰もが語るという「城東愛」に通じているのかもしれない。




◇オープンスクール情報◇

第1回 7月26日(金) 中学2・3年生対象

    ・全体説明会

    ・校内見学

    ・部活動見学

第2回 9月28日(土) 中学3年生対象

・全体説明会

    ・学類別説明会/ 体験授業

・校内見学

    ・中庭コンサート

・部活動見学/ 体験入部

※HPより申し込みが必要。



◇学校説明会情報◇

岡山会場(岡山城東高校/ 校友会館2Fセミナー室)

・8/3(土)10:00~12:00

・8/25 (日) 10:00~12:00 音楽学類説明会 12:00〜13:00

・10/20(日) 10:00~12:00 音楽学類説明会 12:00〜13:00

※事前申し込み不要。



岡山城東高校ホームページ

http://www.joto.okayama-c.ed.jp/


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