全国国立大学附属学校PTA連合会(全附P連)PTA研修会第13回全国大会


9⽉30⽇(⾦)、10⽉1⽇(⼟)、全国国⽴⼤学附属学校PTA連合会(全附P連)PTA研修会第13回全国⼤会がハイアットリージェンシー東京で3年ぶりに対⾯で開催され、副校⻑先⽣、会⻑、副会⻑が出席しました。今年は創⽴70周年記念式典も同時開催され、秋篠宮皇嗣同妃両殿下がご台臨されました。


開催スローガン

「⼦どもたちとこの国の未来のために〜附属がこれまでやってきたこと、これからやっていくこと〜」


創⽴70周年記念式典


記念講演

演題:「SDGs⼊⾨〜SDGsと⽇本の未来、今教育に求めること〜」

講師:岸 博幸⽒(慶応義塾⼤学⼤学院 メディアデザイン研究科 教授)


SDGsを難しく考える必要はなく、やるべき当たり前の普通のことをやれば必ずSDGsに貢献することに繋がっている。しかし環境問題に関して⽇本はかなり取り組みを強化していかなければならない。

今の時代どんどん新たな変化が起きている。デジタル化がさらに進み、⼈の価値観は多様化する。⽇本は変化への柔軟な対応ができていない。これを変えるには教育の役割が⼤きい。 基礎的な学⼒をつけるのは当たり前のことである。

伸ばすべき⼦どもの3つの能⼒とは

『⾃分で問題を定義する能⼒』

何が問題かというのを⾃分で探せないと世の中をよくできないし、いろんな変化に⼤胆に対応できない。

『定義した問題に対するクリエイティブな問題解決を考える能⼒』

ネットに検索しても出てこないようなクリエイティブな問題解決を考えないと今の新しい変化には対応できない。

『コミュニケーション能⼒』

コミュニケーションができないとクリエイティブな問題解決の具体化は無理。

また、イノベーションを作り出す観点からも教育がとても⼤切だ。

イノベーションとは「0から1をつくる」のではなく、既に世の中に存在するもの、⾃分の周りにあるもののニューコンビネーション、新しい組み合わせを作り出すことである。

1+1は3とか4になるような斬新な組み合わせを考えられるよう、個⼈のクリエイティビティを、鍛え上げていくことが重要である。


テーマ別分科会

<特別分科会>

「GIGAスクール構想ICTを活⽤したPTA活動事例」


各地のPTAよりICTを活⽤したPTA活動の発表があった。

政府が進めるGIGAスクール構想とは⼀⼈⼀台端末と、⾼速⼤容量通信ネットワークを⼀体的に整備することで、特別な⽀援を必要とする⼦どもを含め、多様な⼦どもたちを誰⼀⼈取り残すことなく後世に個別最適化され、資質・能⼒が⼀層確実に育成できる教育ICTのベストミックスを実現すること。さらにはこれまでの我が国の教育実践と最先端のICTのベストミックスを図ることにより、教師・児童⽣徒の⼒を最⼤限に引き出すことである。

図らずもPTA活動においてもコロナ禍でICTが進むことになったが、ICTを導⼊することが⽬的ではなくICTはあくまでもツールの⼀つと考え、活動の選択肢を増やすために活⽤していく事が肝要である。


<分科会1>

「学校の働き⽅改⾰と今後の地域部活動の在り⽅」

〜「スクール・コミュニティクラブ ひらの倶楽部」のチャレンジ〜


スポーツ庁地域スポーツ課課⻑補佐 ⼩久保智史⽒より、⽂部科学省で進めている、学校の働き⽅改⾰の観点から部活動を地域へ移⾏する⽅針について、スポーツ庁の考え⽅、取り組みの説明があった。今後、国⽴⼤学附属学校にも同様の取り組みを進めてもらう考えである。

次に、⼤阪⼤学教育学部附属⾼等学校平野校舎での、⾼校の部活動地域移⾏の事例を聞いた。部活の外部化については、責任問題、費⽤問題、指導⽅針問題、⼤会参加問題がある中、教員と保護者で、新しい法⼈倶楽部を設⽴実施。費⽤は、有料制。指導は、まず教員が中⼼になって運営管理を実施。今では、⽣徒中⼼にアイデアを出し、通常の部活動ではできない活動も実施されている。例として、競技志向の活動は週4⽇。週2⽇は、初⼼者向けの活動を実施することにより、いろいろなスポーツに触れ合う機会を設けている。また、学校とは別法⼈であるため、宿泊⾏事の実施、スポンサー契約、スポーツ⼤会開催、 授業サポート等実施している。


<分科会2>

「感染症から未来を守る〜コロナだけではない感染症の話〜」

講師 具 芳明⽒(東京医科⻭科⼤学 教授)


新型コロナウイルスのパンデミックから約2年半経った現在も感染者は増え続け、「第7波」 まで襲来し、感染症の脅威をあらためて認識する機会となった。感染防⽌対策を考える上で、マスク着⽤、⼿指衛⽣、ソーシャルディスタンス、換気、隔離、ワクチン接種などがあり、それぞれの感染防⽌対策は有⽤だが、どれも100%ではない。それらを組み合わせて実⾏することで、感染予防効果が上がる。

また新型コロナウイルス以外の感染症として、インフルエンザ、⾵疹(三⽇ばしか)、ヒトパピローマウイルス(HPV)、薬剤耐性菌(抗菌剤が効かない細菌)がある。

ワクチン接種は感染症予防の最も強⼒な⼿段であり、これらの感染症について正しい知識や対処⽅法を知ることで、感染するリスクや、感染しても重症になるリスクを下げることができる。


基調講演

演題:「⽣きる⼒を育てる学⼒」

講師:齋藤 孝⽒(明治⼤学⽂学部 教授)


⼦どもたちを評価する際、個性、多様性、クリエイティビティばかりが注⽬される昨今だが、知識という⽂化遺産の継承はとても⼤切で、主体的で対話的な深い学びや、思考⼒・判断⼒・表現⼒を⽤いて問題解決をするうえで⼟台となるものであるので、決してそのことをおろそかにしてはいけない。

知識を習得するうえで、アウトプット中⼼の勉強がとても効果的で、どのようにアウトプッ トするかを考えながらインプットしていくことがよい。さらに、笑いを⼊れて軽やかに学ぶ ことによって、アイデアを⽣み、クリエイティブになれる。

また、論語の三徳である「知」「仁」「勇」を例に、知識、誠実さ、勇気という精神⽂化をバランスよく⾝に着けることも⼤切である。

最後に、使命感を感じ、情熱を持ち、上機嫌で学んでほしいと、「ミッション、パッション、ハイテンション!」という⾔葉で会を締めくくった。

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