「防災でつなぐ地域連携・大学連携」
永田 宏和氏 特定非営利活動法人 プラス・アーツ代表
和田 朋久氏 大阪教育大学附属平野五校園連合会 会長
プラス・アーツの活動は、「教育」「まちづくり」「防災」「福祉」「環境」「国際協力」といった社会に既存の分野に対して、既成概念にとらわれないアート的な創造力を導入し、それぞれの分野が抱える課題・問題を解消し、再活性化させることを目的にされています。
今回は、大阪教育大学附属平野五校園連合会での「イザ!カエルキャラバン!in附属平野」を活動例としたお話を拝聴いたしました。
避難訓練をイメージしてください。学校では靴をはいたまま外に足早で出る、地域の方に参加を募っても同じ顔ぶれだったり、人数が集まらなかったりという現状があります。
「イザ!カエルキャラバン!」は、プラス・アーツが提案される防災訓練なのですが、被災地の方の声をもとに、震災時に必要な知識や技を身につけるために、ゲーム感覚で楽しみながらこどもたちやそのファミリーまで積極的に参加できるものになっています。防災グッズや被災時に必要なもののカードゲームやクイズ、実際に新聞紙・ハンカチ・ラップ・レジ袋などさまざまなものを使っての防災グッズ作り、ロープワーク、水入りの消火器を使い消化器の使い方を子供も学べるストラックアウトゲームなどなど。
防災訓練を身近に感じることができるだけでなく、楽しんで知識・技を身につけることができます。防災訓練というよりひとつのイベントになるそうです。
その大規模なものが「イザ!カエルキャラバン!in附属平野」で、小学校を舞台に、幼稚園・小学校・中学校・高校・大学の五校園、地域・消防署の団結により成り立っているもので、どのように開催されているかを五校園会長である和田氏のお話も聞くことができました。開催初年度にプラス・アーツさんのご指導がありましたが、2年目以降は独自のものを加えたり、提案されたものを変えたりして、プラス・アーツさんなしで開催されているそうです。
関係者以外の入校には少々壁もあるような時代であるなか、震災や風水害に備えての準備・訓練を大勢で学ぼうとする活動に感動するばかりでした。
※プラス・アーツの活動紹介「参考URL」
NPO法人プラス・アーツ公式HP http://www/plus-arts.net/
イザ!カエルキャラバン!公式HP http://kaeru-caravan.jp/
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