全附PTA研修会 第10回全国大会 分科会 2

「ネットいじめの予防と情報モラル・リテラシー」

<講師>

青山郁子氏:公立大学法人都留文科大学文学部国際教育学科 教授

<パネリスト>

市野敬介氏:ストップ・イットジャパン株式会社サポーター

源 紀洋氏 安心ネット作り促進協議会 事務局長

モラルとは論理、道徳的規範などを意味し、リテラシーとは「読解記述力」すなわち、現代では「適切に理解・解釈・分析し改めて記述・表現すること」を意味します。今回、表題のテーマで参加者の皆様とグループディベート形式で受講してきました。


近年の多くの研究で、対面式のいじめとネットいじめは延長線上にあることが分かってきたとのことで、いじめは仲間によるもの、ハラスメント、脅迫への復讐が動機になってしまう傾向があります。普段からそのような環境にならないための「予防」と「心の避難訓練」、「学校全体での取り組み」が必要で、そのためのたくさんのヒントになるお話がありました。


「予防」として、いじめの芽(パシリ、いじられキャラ)に素早く感知し、それを優しく注意する、注意できる集団をつくることが必要で、いじめの芽を摘むには傍観者を増やさないことが最善の道のようです。 


明るくまとまりのある学級風土(集団)はいじめも少なく、傍観者も少ない、またお互い注意や意見もいいやすい。しかし、個人で注意することは、次回自分が標的になったら?と心配になり一歩を出せない方が大半のようです。

だからこそ、サイバーセキュリティ―の専門家でも法律家でも警察でもない先生方の存在が非常に大きく、対処と連携の在り方を知っているよ、と伝えるだけでも大きな安心感を与えられることができるとのことです。


「心の避難訓練」

傍観者が正しく行動できるための「学校全体での取り組み」が必要となります。

ストップイットジャパンでは映像教材「私たちの選択肢」をもとに講師派遣もしてくださるとのこと、また、「LINE安心安全ガイド・LINEワークショップ」など既存の無料プログラムもあるとのことでした。


そして、私たち大人、保護者にできることは、子供たちとの日ごろからのコミュニケーションはもちろんのこと、ネットに繋がる全ての危機にフィルタリングし(青少年インターネット環境整備法で義務化されている)、もし子供から相談を受けた場合、まずは「話してくれてありがとう」と全てを受け止め感謝し、子供たちが安心して相談できる存在がいつでもあることを伝え、PBIS(Positive behavioral intervention &Support)ダメなところを罰するより良いところをたくさん見つけて善い行いができるよう仕向け、良い雰囲気のクラス、集団に育むことが大切であるとのお話でした。


無料教材URL

・ストップイットジャパン http://stopit.jp/workshop

・LINE安心案園ガイドLINEワークショップ

・安心ネットづくり促進協議会 http://www.good-net.jp

相談窓口

・警視庁「インターネッド安全・安心相談」 http://www.npa.go.jp/cybersafety

・違法有害情報相談センター http://www.ihaho.jp

・インターネットホットラインセンター http://www.internethotline.jp

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