2年生のフィールドワークは、6月23日と30日の2日間、岡山市内を散策する形で行われました。昨年度は、学校周辺の戦跡を巡りましたが、それよりももっと広い視野で戦争を追体験することが目的です。学年全体を36の班に分け、それぞれが、市内の戦災遺跡(70から80はあるとされる)の中から、訪れる場所とルートを選定。班ごとに、自転車・徒歩・路面電車などで移動しながら2時間半ほどかけて市内を巡り、情報を集めていました。
護國神社へ
道中には戦没者慰霊碑がいくつも・・・
岡山平和祈念館
岡山県内から集められた遺品の数々 身近にあった戦争
大雲寺へ
焼夷弾の油脂をあびた仏像の頬には 今も跡が残る
岡山空襲で寺の建物すべてが焼けた蓮昌寺
一部欠けてしまった法華塔 戦災遺跡
多くのグループが岡山神社をゴールに設定
活動初日。岡山市内に繰り出してまもなく突然の激しい雷雨に見舞われました。その場で身動きがとれなくなった班、雨に打たれながらとにかく自転車をこぐしかなかった班、お店で雨宿りをさせてもらった班。予定通り計画が進まない事態に戸惑ったことでしょう。でも、生徒たちは臨機応変でした。計画を練り直し、見学場所を変更、交通手段を変えたりしながら活動を続けたのです。そこには、各ポイント地点で見守り助言してくださった先生方、見学先の皆様方、タオルや傘を提供してくださった(そうです!)お店の方々、多くの皆様のサポートがあったことを忘れてはいけません。戦災遺跡をめぐる2年生ER、ハプニングも含めきっとこのフィールドワークは、子どもたちを成長させてくれる素晴らしい機会になったに違いありません。
どうする?
激しい雷雨
雨でびしょびしょのしおり
計画を練り直そう!
さあ、次はどこへ行く?
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