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全附P連PTA連合会研修会



9月29日(土)30日(日)、東京のハイアットリージェンシー東京で行われた全附P連PTA研修会第9回全国大会に参加し、様々な分科会、セミナーに出席しました。ご報告します。

☆基調講演『スポーツが変える。未来を創る』 水泳のオリンピック金メダリストの鈴木大地さんが、経験に基づいて、スポーツ庁長官として、国民の心身ともに健康な未来に繋がるスポーツの価値を高める活動を様々行っています。 その中で、中学校での体育や部活動の重要性を強調されていて、地域格差による実現の問題はありますが、体力や技術習得に大切な時期である中学生にとって、国としてもっと力を入れていただけると大変有り難いことであると思いました。

☆分科会3 「スマホ時代の子どもたちのために」 現役高校生をパネリストに、兵庫県立大学環境人間学部准教授の竹内和雄先生の講演。 『これからの時代避けては通れないインターネット利用を大人も学ぶべきで、あまりにも実態を知らな過ぎる。 その中で、情報や戦略に踊らされるのではなく、賢い選択、付き合い方ができるようにならなくては。スマホの利用を自分で節制できる子は成績もよい。』 ☆情報交換会 行政、財界からの来賓も多く参加する中、PTA連合会の呉本会長が挨拶。 『先生がやり甲斐を持ち、楽しく子どもたちを教えられる機会を作りたい。もっと先生を尊敬して地位向上を支援して行くことも重要。』 同じテーブルの他県の方々から、7月の台風での災害を気遣っていただいたが、北海道の方も同席しており、今やいつどこで何が起こるかわからない、他人事ではなく、学校としても児童、生徒の安全、対応が課題になって いる。 ☆附属セミナー2 平井伸治 鳥取県知事 講演 「あいサポート運動」とともに生きる 鳥取県で始まった「あいサポート運動」は、障がいの有無に関わらず、誰もが暮らしやすい社会を目指したもので、障がいのことをよく知り、障がいのある方にちょっとした手助けを実践する運動。手話など、いくつかなら簡単に子どもたちは覚える。知ること、ちょっとした手助けということが大事。 ☆情報提供 ①地域と学校の連携協働について 地域における教育の低下、家庭の孤立化、学校を取り巻く問題の複雑、困難化に対して社会総がかりで対応することが求められている。 社会に開かれた教育課程の実現にむけ、より多くの地域住民等が、子どもたちの成長を支える活動の基盤となる、地域学校協働活動の推進を。 ②子どもの貧困対策の取組について 未来をつくる力である子どもを育むことの重要性。内閣府、文科省、厚労省等国と自治体、企業で協力して総合的な取組が必要。 全附P連としても、学校生活と学習面における支援としての奨学金(地元自治体の生活保護の範囲や、大学進学など、すでに仕組みの出来上がっているもの以外として)の検討。 ☆クロージングセミナー 1.本公演 脳科学者 茂木健一郎氏 「脳科学から見た、これからの学び、附属学校の可能性」 ・偏差値に惑わされることなく多様な個性を認めるべき ・各附属校の長年培われてきたスクールカラーを大切に ・自分で気付かない学習は身につかない。附属の詰め込みでない教育は本当の力がつく。 2.シンポジウム 茂木さんはじめ、文科省、テレビ局の方々をパネリストに、公立私立とは異なる国立大学附属学校としての存在意義、役割、特色の明確化について 参考 文科省の「有識者」会議の国立大学付属校に対する「提言」に対する反論。 : 茂木健一郎 PTA連合会では、子どもたちとこの国の未来のために、日本の公教育の向上に寄与する附属学校を支えることを目的に、大学、附属学校とともに、PTA活動の振興を図り、附属学校の持つ社会的使命、存在意義など、国や地域に広く発信することにより、広く世の中の理解と支援が得られるよう、積極的な活動を展開していく。 詳しくは次号の「附属だより」をご覧ください。


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