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岡山大学教育学部附属中学校 副校長の部屋

岡山大学教育学部附属中学校 副校長

小倉 恭彦

 

 

 Webページをご覧いただき、ありがとうございます。PTAの皆様には、本校の教育活動にご理解とご協力を賜り、感謝しております。アフターコロナへの転換に伴い、従前の学習活動や教育にそのまま戻すのではなく、附中の強みや可能性をより一層引き出し、令和の日本型教育を推進するための新しい中学校教育の在り方を模索して参りました。


 その1つとして、総合的な学習の時間のカリキュラム改革を行っています。具体的には、生徒一人一人が課題を自分の興味や関心に基づいて自由に設定し、解決までのプロセスを生徒自身で構想して実社会の中に出かけ、様々な人との交流や対話を通して解決します。この過程で実感を通して学んだことや新たな問題を互いに共有して助言し合い、異なる考え方を組み合わせながら学びを進めています。このカリキュラムでは、生徒は、いろいろな困難に出会い、試行錯誤することが想定され、課題の解決にたどり着けないこともあるでしょう。しかし、この学びのプロセスそのものが、非認知能力を高めるとともに、生涯にわたって自らの能力を高める原動力となります。この学びは、本校が伝統的に大切にしてきた教育そのものを具現化したものであると言えます。
本年度のカリキュラム改革として、本校教員の指導力や個性をより一層発揮し、生徒と語り合い学び合う場や機会を増やすために、後期から第1,2学年においてチーム担任制の試行を予定しています。保護者の皆様のご意見をいただきながら、岡山県の中学校教育の向上に資する「チーム担任制 岡大附属中モデル」を構築し、令和7年度から全学年で実施して参りたいと考えています。


 今まで以上に予測が困難で変化も激しいこれからの時代を、よりよく生きていくために必要な資質・能力を生徒が身に付けられるよう、これからも教職員一同、保護者の皆様との連携をより一層深め尽力して参ります。ご支援・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

岡山大学教育学部

附属中学校​PTA

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