岡山大学教育学部附属中学校 校長よりご挨拶

岡山大学教育学部附属中学校 校長
   川田 力

 

 

 附属中学校は、「質の高い教育の提供」を今年度の学校経営計画の重点目標の第1の目標としていますが、その具体的な取り組みのひとつに、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)との関連性を意識した教育活動の工夫を掲げました。SDGsとは2015年9月の国連総会で採択された地球的課題を解決し、持続可能な世界をつくるために2030年までに世界各国が協力して達成すべき17の目標のことです。
 本校がSDGsとの関連性を意識した教育に取り組む理由は3つあります。
 第1の理由は、2021年度から全面実施される(現在は移行期にあたっています)中学校学習指導要領の前文に「これからの学校には,(中略)一人一人の生徒が,自分のよさや可能性を認識するとともに,あらゆる他者を価値のある存在として尊重し,多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え,豊かな人生を切り拓ひらき,持続可能な社会の創り手となることができるようにすることが求められる。」と明示されていることによります。
 第2の理由は、岡山大学が、大学の理念・目的の下、SDGsの達成に貢献する活動に取り組み、持続可能な社会の実現を牽引していくことに、大学全体として取り組んでいることによります。
 第3の理由かつ最も重要な理由は、SDGsとの関連性を意識した教育に取り組むことにより、皆様方のお子様である本校の生徒が、不確実かつ予測が困難な未来に備えて、目的に向かって進んでいくための力を身につけることができると信じていることによります。
 パリに本部のある国際機関であるOECD(経済協力開発機構)は、現在、日本を含む各国と協力してSDGsに貢献する教育プロジェクトであるEducation 2030(2030年に向けた教育)に取り組んでいます。このプロジェクトでは、2030年に向けて若者が身につけるべき力は、社会を変革し,私たちの未来を作り上げていくための力であり、それは、新たな価値を創造する力、対立やジレンマを克服する力、責任ある行動をとる力から構成されるとされています。
 これらの力は、「自主自律 豊かな心で たくましく」という本校の学校教育目標で目指してきた、本校の生徒に身につけてもらいたいと考えている力と完全に符合しています。したがって、SDGsとの関連性を意識した教育に取り組むことで、持続可能な社会の担い手として必要な力をより明確にし、生徒自身が主体的にそれらを身につけることができ、そのことが本校の教育の質を高め、確かなものとすることにつながると考えております。
 保護者の皆様におかれましては、こうした本校の取り組みにご理解、ご支援いただきますとともに、ご家庭におきましても、持続可能な社会をつくるためにできることをお考えいただければ大変ありがたく存じます。どうかよろしくお願いいたします。
 

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